3日目 3
ここからはご主人様から後で聞いた話です。
ご主人様も楽しみにしていて、目覚ましより早く目を覚ましたそうです。
そして、ゆいにトイレと何度か言ったらしいのですが、ゆいは記憶がないです。
でも目は開いていた。キスはしていたとのこと。
寝ぼけていたんでしょうね…。
ご主人様はここまで言っても起きてこない、まだ7時半まで時間があるのにトイレ我慢できないとのことでトイレへ行ったそうです。
それなのに、ゆいは俺のことを責めた。
ご主人様にとって女の涙はズルイ。泣くほど俺は悪いことをしたのか?と思うらしくて、これはゆいが責めたことと受け取られます。
ゆいは責めているつもりはなく、ただ本心を伝えただけなんですけどね。
そして、昨夜の体調不良の件もあり、まだ調子が悪いのではないか?
無理して起こすのもどうなのか?
こう考えてくれていたらしいです。
ご主人様は虐めるのを楽しみにしていたし、ゆいは虐められるのを楽しみにしていた。それなのに喧嘩となるんです。
こういう思い違いはしょっちゅうある事で、会っていたら喧嘩にならないかと思っていましたが、喧嘩となりました 笑
そして、気づいた事。
ご主人様が怒っている姿を初めて近くで見たのです。
すっごく不機嫌そうにしていて、我慢してる顔。
多分言いたいことはあるんだけど、言わないでいる。
あぁ、こんな面もあるんだなぁと思いました。
でもめちゃくちゃ怒っているのはよくわかりました。
最後にこんな風に終わるのは悲しいので、残り1時間半。
あえて距離をとって座っているご主人様へ近づきます。
ぎゅーって抱きついて
ご主人様ごめんなさい。ゆいを虐めてくださいとお願いしました。
ご主人様はそんなゆいを受け入れてくれました。
ご主人様は虐めたくないですか?と聞くと
そりゃ虐めたい 笑
あと1時間半。ずっとくっついていたいです。素直に伝えたのです。
そして無事仲直りできたのです。